リスクとその決め方
外国為替保証金取引を始めるにあたって先ず、どのようなリスクがあるのかを知ることが大事です。それぞれの取引会社はリスクについて述べているが、それ以外に多くのリスクが存在する。これは外国為替保証金取引という金融商品に対して言えるだけではなく、全ての投資においていえる事なのだ。投資において、如何に儲けるのではなく、如何にリスクを小さくして管理することなのだ。それでは始める前に何を知る必要があるか、どのようなリスクがあるのかを述べて見たいと思う。
投資家自身のリスク
- あなた自身、どのくらい外国為替保証金取引を知っているか?知識もなく取引を始めるとほとんどの人は損をする可能性が大きい。
- あなた自身の性格がこういった金融商品に適しているかとうかを知る事です。小さい金額で大きい金額の取引をするわけですから、ほんの一瞬だけで何万と何十万のお金を稼ぐ事も損する事も起き得る市場であるので、その一瞬一瞬に耐えられる性格であるかどうか自覚して知る事です。もし、耐えられない性格であれば、先ずは小さい倍率からお勧めする。
- 前述のように性格が勝機を決める要因の一つとしてあげているが、その性格を大胆にしてくれるのが、あなたの持っている資産の額です。中には10万円を小金と考える人と大金と考える人がいる。もし、明日の生活に必要なお金で投資しようとするとあなたの心理は相場のほんのちょうどの上下にもはらはらして、とても冷静に投資判断を出せるものではない。もちろん小金と考える人はその人が大金と考える水準までやらなければ、冷静でいられるだろう。お金を持っているかどうかであなたの心理に非常に影響してくる。どの種の人にも言えるのは自分が損してもいいような金額で投資することが一番大事である。
- オンライン取引の場合、コンピューターとインターネットを使うわけですから、その動作環境によって、リスクが生じることもある。
- 注文時の操作リスク。コンピューターを使ってインターネットを通して注文を出すわけですから、数量(金額)を間違えると損に繋がることも起こりうる。大事なのはする前にそのシステムを良く知る事だ。
- あなたの投資する額によってリスクもまた違う。普通外貨預金で1万ドルを買った場合、1万ドル相当の円で交換しているので、為替レートがどんなに変動してもイ万ドルという数字は変わらない。銀行からお金を追加するように言われることもない。しかし、外国為替保証金取引の場合は業者が考えられる一定期間での動き幅に耐えられえる金額(保証金)で大きい金額を売買するわけですから、保証金が減ってきた時(業者が貰う手数料を超える前もしくは業者が決めたレベルを割り込んだ場合)強制決済またお金の追加が要求される。この時もし、お金がなければ、現在持っているポジションを決済される。一旦決済されると損なり、その損となったお金は二度と戻らない。外貨預金のようにドルを持った時の金額が円で戻って来た時の金額より少なくなると投資家にとっては損となるのと同じである。お金に余裕のない人、スキルの足りない人は100万円を業者に預けて1万通貨の売買をするのが妥当である。この場合外貨預金と同じリスクで楽しめる。ただ、為替保証金取引のレバレッジを10倍と設定している業者では100万円で最大10万通貨取引が可能なので、自己コントロールの出来ない人は止めた方がいいでしょう。
自分自身以外のリスク
- そのぞれの会社でも述べているように会社の倒産と従業員による資金の持ち逃げなどのリスクである。これは投資家にとってコントロール出来ないリスクである。
- スプレッド幅と手数料リスク。外国為替保証金取引投資をする時に手数料はコストとして知られているがスプレッドの幅もまたコストの一つなのだ。株を取引した事のある人は良く知っていると思うが、基本的には買う時の価格と売る時の価格があって買う時は高く売る時は安いと設定されている。株の場合はこの間の差は取引所もしくはフロアブローカーの収益の一部となるが、外国為替保証金は前にも話したように決まった所に取引所がなく、ディーラーもしくは取引業社が決めている。買値と売値の差が大きいということは投資家にとってコストが大きいということなのだ。だから、会社選ぶ時は出来るだけ安い手数料とスプレッドの小さい会社がお勧めです。
- オンライン取引の場合はシステム的リスク。その会社が採用しているシステムがきちんと動作するかどうか。よく故障すると取引が出来なくなり、自分が注文したい時に出来ないことも一つのリスクなのだ。
一般的に外貨預金をする時は、ほとんどの人はその時の銀行の仲値で外貨を購入し一定期間後に金利を受け取って出金をする。この時損得を考える人は少なく、金利がいくら増えたを気にする。しかし、もし、自分が外貨を手に入れた時の円相当額と再び円に換算して手元に戻って来た時の額を比較すると損をした得をしたかは良く分かる。実際外国為替保証金取引の損益計算は外貨預金とまったく同じである。では、100万円の預かりと仮定して、下記のリスク速見表を見て見よう。
リスク速見表
| 購入額 | 損益(1円の幅) | 使用証拠金額 | リスク度 |
|---|---|---|---|
| 1万通貨 | ±1万円 | 約10万円 | 10(これよりは高) |
| 1万通貨 | ±1万円 | 約20万円 | 9(中) |
| 1万通貨 | ±1万円 | 約30万円 | 8(中) |
| 1万通貨 | ±1万円 | 約40万円 | 7(中) |
| 1万通貨 | ±1万円 | 約50万円 | 6(金利は外貨預金よりお得) |
| 1万通貨 | ±1万円 | 約60万円 | 5(金利は外貨預金よりお得) |
| 1万通貨 | ±1万円 | 約70万円 | 4(金利は外貨預金よりお得) |
| 1万通貨 | ±1万円 | 約80万円 | 3(金利は外貨預金よりお得) |
| 1万通貨 | ±1万円 | 約90万円 | 2(金利は外貨預金よりお得) |
| 1万通貨 | ±1万円 | 約100万円 | 1(外貨預金と同じ) |
*上記の表は最高レバレッジ10倍で資金100万円の場合、このリスク度は購入額対保証金比率であって、100万円の資金で購入額を増やすとリスク度は一段と高かまります。